「琉球の生物地理---今後の展開に向けて」
場所:琉球大学(大学会館三階)
日時: 2011年6月4日(土)17:25〜19:05
これまで,琉球を舞台とした生物地理学的研究というと,島嶼の歴史的分断とそれに伴う陸生生物集団の分化という,いわゆる分断生物地理学的な点に関心が高かった.本シンポジウムでは,分断生物地理とは異なる視点から進められている最近の研究を紹介していただき,今後,この分野の研究に対し琉球がどのように貢献していきうるのか,その可能性について検討する.
<プログラム>
17:25〜17:30 戸田守(琉大・熱生研)
「趣旨説明---陸生脊椎動物からみた琉球の分断生物地理」
17:30〜17:50 國府方吾朗(科博)
「陸生植物も海を渡る−琉球における植物分散の追跡−」
17:50〜18:10 井口亮(琉大・熱生研)
「北限サンゴ礁海域における海洋性ベントスの遺伝的集団構造」
18:10〜18:30 鶴崎展巨(鳥取大・地域学部)
「ザトウムシの仲間からみた琉球の島嶼生物地理」
18:30〜18:45 戸田守(琉大・熱生研)
「メタ個体群の考え方に基づく両生爬虫類の島嶼間分散の推定の試み」
18:45〜19:05
総合討論 司会:富永篤「今後の展望を巡って」
* なお、本シンポジウムは沖縄生物学会第48回大会・動物分類学会と合同で実施いたします。
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